プレスリリース「硫黄同位体組成が解き明かす南極硫酸エアロゾルの起源 -氷期に海洋生物起源の硫酸エアロゾルが減少した新証拠を発見-」R元年8月27日

東京工業大学の服部助教(公募)と国立極地研究所の石野PDがフランスとの国際共同研究で行った南極大気エアロゾルに関する成果が、Scientific Reportsに掲載されました。南極の沿岸・内陸の2地域における大気エアロゾル中の硫黄同位体組成を比較した結果、広域で極めて高い均一性が見られたことから、硫酸エアロゾルの硫黄同位体分析は起源情報の復元に有効であることが示されました。氷床コアの硫酸硫黄同位体データにこの手法を適用すると、最終氷期における海洋生物起源の硫酸エアロゾルは現在の半分程度だったことが明らかになりました。

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