東京大学大気海洋研究所の岡さん(モデル班・研究分担者)を中心とする研究グループは、海洋大循環モデルによる数値シミュレーションにより、氷期における大西洋深層循環の急激な変化を引き起こす仕組みとして、南大洋での温暖化がその引き金となりうる可能性を指摘しました。本研究は、氷期における急激な気候変動についての新たな知見を与えるものであり、数百〜数千年の時間スケールで生じる気候変動の仕組みの理解にも貢献する成果です。
この成果は、「Communications Earth & Environment」に掲載されました。